事業目的
本事業は、本市および周辺自治体が連携して、バイオマス資源である下水汚泥を集約し、固形燃料(バイオマス燃料)を製造致します。
製造した固形燃料は、発電施設の石炭等の代替燃料として利用することにより、循環型社会の形成と温室効果ガスの排出量削減に貢献をします。
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広域化・共同化
大分市および周辺自治体の下水汚泥から固形燃料(バイオマス燃料)を製造します。
造粒乾燥方式の特徴
■循環乾燥汚泥を核として下水汚泥を積層させ造粒することで、性状が異なる下水汚泥においても、含水率12%以下の安定した燃料の製造が可能
■貯蔵が容易(自己発熱性が低い)
■汚泥の有する発熱量を殆ど損なうことなく固形燃料として回収可能(温室効果ガス削減効果大)
温室効果ガス削減
計画処理量29,600ton/年の下水汚泥から、固形燃料8,250ton/年製造を致します。
製造した固形燃料を発電施設等にて有効利用することで、約2,800ton・CO₂・年の温室効果ガス削減に貢献します。
※燃料製造時の発生量および燃料利用による効果より試算
汚泥燃料化センターのQ&A
- 沢山のトラックで汚泥が運ばれるけど、どれだけ多くの市町村から運ばれてくるんだろう?
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9市 15ヵ所の下水処理工場から汚泥が運ばれてきます。
- 1日どのくらいの汚泥からどのくらいの燃料が生産されるのだろう?
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90tの下水汚泥から約25tの固形燃料が生産されます。
- どうやって、丸いペレットをつくっているんだろう?
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循環乾燥汚泥を核として下水汚泥を積層させ造粒します。
造粒した下水汚泥を乾燥ドラムで乾燥させ、1mm~5mmのペレットを製造します。
- 汚泥を乾燥させた後の臭いはどうやって処理してるんだろう
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臭気は乾燥用の熱源を作る燃焼炉で燃料と一緒に燃焼させることで分解します。
設備停止中は活性炭脱臭装置にて脱臭をします。
- 製造した燃料は、どこで使われているの?
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大分市内の発電施設等で石炭等の代替燃料として有効利用します。
これにより、循環型社会の形成と温質効果ガスの削減に貢献していきます。