用語の解説

広域化 ・ 共同化

「広域化 ・ 共同化」とは、 複数の処理区の統合や下水汚泥の共同処理、 複数事業の管理の全部または一部を一体的に行う等の広域的な連携により事業運営基盤の強化を図ることをいいます。
本事業では、 本市及び周辺自治体が連携して安定運営を推進します。

出典:広域化・共同化計画策定マニュアル(改訂版)
(令和2年4 月 総務省・農林水産省·国土交通省・環境省)

バイオマス燃料

「バイオマス」とは、 再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたものをいい、 燃焼により放出される二酸化炭素は、 生物の成長過程で光合成により吸収したものであるため、新たに二酸化炭素を増加させない「カーボンニュートラル」な資源といわれています。本施設では下水汚泥を造粒乾燥し、 固形燃料(バイオマス燃料)を製造します。

出典:農林水産省九州農政局ホームページ

温室効果ガス

「温室効果ガス」とは、 太陽の光で暖められた地表面の熱を吸収する性質をもつ大気中のガスのことをいいますが、 温対法では削減対象として定められた二酸化炭素、 メタン、一酸化二窒素、 フロンガスなどの物質をいいます。

温対法:地球温暖化対策の推進に関する法律
(平成10年10月9日法律第117号)
出典:環境省ホームページ

地球温暖化

「地球温暖化」とは、 人の活動に伴う温室効果ガス濃度の増加により、 地表及び大気の温度が追加的に上昇する現象をいい、地球環境に深刻な影響を及ぼすといわれています。 本事業では、固形燃料を発電施設の石炭等の代替燃料として利用することにより、 温室効果ガスの排出量削減を図ります。

出典:下水道における地球温暖化対策マニュアル
(平成 28年3月 環境省•国土交通省)

循環型社会

「循環型社会」とは、廃棄物等の発生抑制、資源の循環的な利用及び適正な処分の確保によって、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される社会をいいます。本事業では、市民の生活や社会経済活動から排出される下水の処理過程で発生する下水汚泥から固形燃料を製造し、発電施設等で利用することにより、循環型社会の形成に貢献します。

出典:環境省ホームページ

下水汚泥

「下水汚泥」とは、 下水処理の過程で発生する微生物や固形物の総称で、8割~9割がバイオマス(有機分)であることから、 バイオマスとしての特性を活かしたエネルギー利用のポテンシャルを有しています。本施設では、 脱水工程を経た下水汚泥を集約し固形燃料を製造します。